家族の介護を行う労働者の仕事と介護の両立を支援する制度として
「育児・介護休業法」
があります。また、企業によっては法律を上回
る内容の制度を整備している場合もあります。自社の制度も確認して
おきましょう!
① 介護休業
要介護状態1回につき、通算93 日、3回まで分割で取得可能
② 介護休暇
要介護状態にある対象家族の介 護のため、年5日(2人以上の場 合は10日)まで、半日単位での 取得が可能
介護休業とは別に利用開始から 3年間で2回以上の利用が可能 以下の4つの中から事業主が選 択
・短時間勤務制度
・フレックスタイム制度 ・時差出勤の制度
・介護保険サービスを利用する場 合、労働者が負担する費用を助成 する制度
③ 所定労働時間の短縮等の
措置
④ 所定外労働の免除
要介護状態にある対象家族を介 護する労働者は、所定外労働の免 除を請求できる。1回の請求につ き、1ヶ月以上1年以内の期間で 請求できる。
1ヶ月に24時間、1年に150 時間を超える時間外労働が免除
⑤
法定時間外労働の制限
⑥ 深夜業の制限
深夜業(午後10時から午前5時 までの労働)が免除
⑦ 転勤に対する配慮
2017/10/14
※対象家族:従業員の配偶者、父母、祖父母、兄弟姉妹および孫、
配偶者の父母(同居・扶養していない祖父母、兄弟姉妹および孫)
事業主は、介護休業などの申出や取得を理由として解雇などの不 利益取扱いをしてはならない。
要介護状態にある家族を介護す るために介護休業を取得した場 合、一定の要件を満たせば、介護 休業開始時賃金月額の67%が、 介護休業開始日から最長3ヶ月 間支給される。
介護は先が見えないため、介護休業中に自 らが介護に専念してしまうと先が見えず 仕事に復帰できなくなってしまうことも あります。介護休業は、介護の体制を作る 時間として活用しましょう!!